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費用・契約

ホームページの維持費は年間いくら?ドメイン・サーバー・保守の内訳

ホームページを持ち続けるためにかかる維持費を、ドメイン・サーバー・SSL・保守の4つに分けて沖縄・那覇のHP制作者が解説します。保守に入らない場合に自分がやることになる作業と、更新忘れで起こるリスクまで整理しました。

「ホームページは作って終わりではない」とどこかで読んだ方は多いと思います。ただ、そこから先が分かりにくい。制作費は見積書に書いてあっても、公開後に毎年出ていくお金のほうは、契約の場でさらっと触れられるだけ、ということが少なくありません。

分かりにくいのは、維持費が一枚の請求書になっていないからだと考えています。ドメイン、サーバー、SSL、保守。支払い先も金額も更新のタイミングもバラバラで、「保守」という言葉の中身は制作会社ごとにかなり違います。自分で足し算しないと合計が見えません。

この記事ではその4つを分けて、何のためのお金なのかを日常の言葉で整理します。そのうえで、いちばん判断が分かれる「保守に入るかどうか」を、入らない場合の作業まで踏み込みます。制作費そのものの払い方は別の話なので、ブログ一覧の「月額制HPと買い切りHPの違い」をご覧ください。

維持費の中身を、何のためのお金かで分けて見る

はじめの3つは機械にかかる費用で、金額はある程度決まっています。大きく変わるのは4つ目で、「維持費が高い・安い」という話のほとんどは、実は保守の中身の話だと思っていただいて構いません。

独自ドメイン ── インターネット上の住所を借り続ける費用

ドメインは `example.com` のようなURLの中心部分で、インターネット上の住所にあたります。買い取るものではなく1年ごとに借りているので、毎年の更新料がかかります。`.com` や `.net` なら年1,000円台から数千円ほど、`.co.jp` のような会社用のものはもう少し高めです。初年度だけ数百円という価格を見かけますが、2年目以降は通常価格に戻るので、更新時の金額のほうを見ておくと安心です。

サーバー ── ホームページのデータを置いておく場所代

サーバーは、ホームページのファイルを置いておく場所です。お店にたとえるなら土地を借りているイメージが近いと思います。小規模な事業者向けのレンタルサーバーなら、年払いで年数千円から2万円ほどに収まることが多く、5〜7ページ程度の紹介サイトなら、いちばん安いプランでも困ることはあまりないと思います。

SSL ── 通信を暗号化する仕組み

URLの頭が `https` になっているのは、やり取りを暗号化していますよ、という印です。フォームに名前や電話番号を入力してもらう以上、今どき必須だと考えています。以前は証明書を購入する必要がありましたが、今は無料の仕組みが普及し、多くのレンタルサーバーに設定ボタン一つで含まれています。見積もりに「SSL費用 年◯万円」とあったら、種類を聞いてみてください。

保守・サポート ── 人が手をかける分の費用

いちばん会社ごとに中身の違うところで、月数千円から数万円まで幅があります。更新作業の代行まで含むものもあれば、監視だけのものもあるので、比べるときは金額ではなく、何をやってくれて、月に何回まで直してもらえるのかを並べるのが実際的です。

保守に入らないと、その仕事は自分に戻ってくる

保守は任意であることが多く、付けないという選択も十分ありうると私は考えています。ただ、付けなければ費用がゼロになる、という話ではありません。誰かがやっていた作業が、自分の手元に戻ってくるだけです。

  • 更新の適用:WordPressのような仕組みの場合、本体や拡張機能に定期的に更新が出ます。放置すると不具合や乗っ取りの原因になるので、管理画面に入って適用する作業が要ります。
  • 不具合対応:フォームからメールが届かなくなっていた、スマートフォンで見たら表示が崩れていた。気づくのも直すのも自分の役目です。
  • バックアップ:元へ戻せる控えを取る作業です。サーバー側に自動バックアップが付いていても、何日分残るのか、戻すのに追加料金がかかるのかは契約で違います。
  • ドメインとサーバーの更新管理:次にお話しする、いちばん大事なところです。

この4つを自分でやりきれる方なら、保守に入らないほうが合理的だと思います。逆に、本業が忙しくて後回しになりそうな方は、月数千円で人に預けたほうが結果的に安く済むこともあります。判断の基準は「できるかどうか」より「たぶん実際にやるかどうか」だと思います。

更新を忘れたときが、いちばん取り返しがつきにくい

金額の大小より実害が大きいのが、更新忘れです。サーバーが切れてもページが表示されなくなるだけで、支払えば戻ることがほとんどです。こわいのはドメインで、切れるとページが見えなくなり、そのドメインで独自のメールアドレスを使っていたならメールも止まります。期限後の猶予期間に復旧させるには通常より高い費用がかかる場合があり、猶予も過ぎると第三者が取得できる状態になります。名刺やチラシに印刷したURLが、自分のものではなくなるということです。

原因はたいてい単純で、登録カードの有効期限切れによる自動更新の失敗と、更新のお知らせが制作会社のアドレス宛に届き本人が一度も見ていなかった、の2つが多いように感じています。

対策は難しくありません。更新月をカレンダーに入れる、お知らせが届くメールアドレスを自分が毎日見ているものにしておく、登録カードの有効期限を年に一度確認する。この3つで十分です。自分のサイトの更新月を即答できないなら、今日のうちに確認しておく価値があると思います。

私がどうしているか(あくまで一例として)

ここからは、私(Yoshiki Web Studio・沖縄県那覇市)の考え方をご紹介します。押し売りのつもりはなく、「こういう方針の制作者もいる」という比較材料として読んでいただければ幸いです。

制作費は99,000円(税別・実績公開ご協力価格)の単一価格で、5〜7ページ相当の構成、スマートフォンでも見やすい作り、検索されたときに見つけてもらうための基礎設定、お問い合わせフォームまでを含み、あとからの追加請求はしません(内訳は料金プランに掲載)。維持のほうは月額保守を4,980円〜(任意)でご用意していますが、付けない選択もできます。

保守なしを選ばれた場合は、更新月・管理画面の入り口・お知らせが届くメールアドレスを整理してお渡しし、ご自身で管理できる状態にしてから納品します。ドメインはお客様名義で取得し、ソースコードもご要望があればお渡しします。私に頼み続けなくても困らない状態にしておくのが健全だと考えているからです。

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維持費は、金額そのものより「誰が何を持っていて、誰が何をやるのか」がはっきりしているかで、後々の安心感が変わります。

すでにお持ちの方は、まず更新月を確認してみてください。契約書か、制作会社からの案内メールに書いてあるはずです。これから作る方は、契約の前に「契約は誰の名義になりますか」「更新のお知らせはどこに届きますか」の2つを聞いておくと、あとで慌てずに済みます。

今の内訳が分からない、という段階でしたら気軽にご相談ください。無理におすすめすることはありません。ご相談のフォームやLINEから状況をお聞かせいただければ、一緒に整理します。

よくある質問

Q. ホームページの維持費は、年間で合計いくらくらい見ておけばいいですか。

保守を付けない場合、ドメインとサーバーだけなら年1万円前後から2万円台に収まることが多いと思います。保守を付けるなら、そこに月々の保守料の12か月分が加わります。サイトの規模や使っている仕組みで幅が出ますので、見積もりの段階で「年間の合計だといくらになりますか」と聞いてみるのが確実です。

Q. 保守契約は付けないといけないものでしょうか。

私の場合は任意にしています。更新の適用、不具合対応、バックアップ、更新管理をご自身でやりきれる見込みがあるなら、付けない判断は十分合理的だと思います。逆に本業が忙しくて後回しになりそうなら、付けておいたほうが結果的に安く済むこともあります。方針は制作会社によって異なるので、契約前に確認してみてください。

Q. ドメインの更新を忘れてしまった場合、もう戻せないのでしょうか。

期限を過ぎた直後であれば猶予期間が設けられていることが多く、その間に手続きすれば戻せる場合があります。ただし通常の更新料より高い費用がかかることがあり、猶予期間の長さも登録業者やドメインの種類で異なります。猶予も過ぎると第三者が取得できる状態になるため、気づいた時点ですぐ登録業者へ連絡してください。

Q. 無料でホームページを作れるサービスなら、維持費はかからないのでしょうか。

無料のプランでも公開はできますので、費用を抑えたい場合には合う選択だと思います。ただ、独自ドメインを使う場合や広告表示を消す場合は有料プランになることが多く、その料金にサーバー代が含まれる形になります。サービス側の仕様変更の影響も受けやすいので、長く使う前提かどうかで合う・合わないが分かれるところです。

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